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OS別、Dockerのインストール
松村優哉
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Dockerのインストール

ここでは、第2章p.66のコラムにて紹介をしたDockerについて、macOS, WindowsそれぞれのOSでインストールする方法を説明します。どちらのOSでも複数のインストール方法がありますが、ここでは最も簡単なDocker Desktopを利用したインストール方法を取り上げます。

macOS

インストール手順

公式ページにアクセスし、「Get Started」をクリックします(図1)。このとき、「Sign in」というボタンもありますが、アカウントを作成するといった作業は必要ありません。

図1 Dockerのトップページ

「Download for Mac - Intel Chip」をクリックしてインストールファイルをダウンロードします(図2)1

図2 「Download for Mac - Intel Chip」をクリック

「Docker.dmg」というファイルがダウンロードされますので、ダブルクリックし、Dockerをアプリケーションフォルダにドラッグアンドドロップします(図3)。

図3 「アプリケーションフォルダにドラッグアンドドロップ

FinderからDockerをダブルクリックし、起動します。すると、図4のような画面が現れます。このウィンドウは閉じても構いません。

図4 Docker Desktopの起動画面

ウィンドウを閉じたときに、画面上部のツールバーにクジラのアイコンが常駐し、クリックしたときに「Docker Desktop is runnning」となっていることを確認してください(図5)。

図5 Docker Desktopの起動確認

Docker Desktopは、macを再起動した際に自動的に立ち上がります。

動作確認

ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。

docker --version

このとき、エラーがなく以下のようにDockerのバージョンが表示されれば、Dockerが動作していることが確認できます。なお、以下の出力結果は筆者が本ページを執筆した際のバージョンであり、実行時期によってはもっと新しいバージョンが表示されます。また、build の後にある記号の並びも、バージョンによって異なります。

Docker version 20.10.6, build 370c289

Windows

ここでは、Windows 10 Home Edition を基準に説明をします。他のWindowsの場合、下記の方法では一部表示が異なる、またはインストールに失敗することがあります。

インストール手順

公式ページにアクセスし、「Get Started」をクリックします(図6)。このとき、「Sign in」というボタンもありますが、アカウントを作成するといった作業は必要ありません。

図6 Dockerのトップページ

「Download for Windows」をクリックしてインストールファイルをダウンロードします(図7)。

図7 「Download for Windows

「Docker Desktop Install.exe」というファイルがダウンロードされますので、ダブルクリックし、インストールを開始します。

このとき、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という質問が表示されますので、「はい」をクリックします。

すると、図8のようなインストール準備開始画面が現れるので、チェックはデフォルトのまま、「OK」をクリックします。

図8 インストール準備画面

すると図9のような画面でインストールが進行しますので、数分待ちます。

図9 インストール画面

インストールが終わると、図10の画面になるので、「Close and restart」をクリックします。

図10 「Close and restart」をクリック

Docker自体のインストールはこれで完了です。しかし、Dockerを動かすためにいくつか追加でインストールをしなければならないものがあります。

Windowsが再起動すると、図11のような画面が現れます。この画面は閉じずに、中央の「 https://aka.ms/wsl2kernel 」のリンクをクリックします。 図11 WSL2のインストール画面

すると、ブラウザでリンクが開くので、「x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラムパッケージ」をクリックし、インストールファイルをダウンロードします(図12)。

図12 更新プログラムパッケージのインストール画面

このとき、「wsl_update_x64.msi」というファイルがダウンロードされますので、ダブルクリックをして実行します。

このとき、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という質問が表示されますので、「はい」をクリックします。

図13のような画面が現れるので、「Next」をクリックし、インストールを開始します(こちらのインストールは素早く終わるはずです)。

図13 更新プログラムパッケージのインストール画面

完了したら、「Finish」をクリックして画面を閉じます。

ここで、Windowsを再起動した際の画面で「Restart」をクリックします(図14)。このとき再起動するのはWindowではなくDockerプロセスになります。

図14 Dockerプロセスを再起動

これで、Dockerを動かす準備が整いました。これ以降、Windowsを起動した際は自動でDockerが起動します。

動作確認

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。

docker --version

このとき、エラーがなく以下のようにDockerのバージョンが表示されれば、Dockerが動作していることが確認できます。なお、以下の出力結果は筆者が本ページを執筆した際のバージョンであり、実行時期によってはもっと新しいバージョンが表示されます。また、build の後にある記号の並びも、バージョンによって異なります。

Docker version 20.10.6, build 370c289

Footnotes

  1. 2020年に発売された M1 Macの場合、マウスオーバーで現れる「Download for Mac - Apple Chip」からダウンロードし、インストールする必要があります。