プロジェクト名: SABOROU(サボロー) 作成日: 2026-05-09 バージョン: 1.0.0 対象: プライマリペルソナのみ(Q9=B によりセカンダリペルソナは定義しない)
| 属性 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 田中 ユカ(Tanaka Yuka) |
| 年齢 | 34歳 |
| 職業 | フリーランスデザイナー(UI/UX・グラフィック) |
| 居住地 | 東京都(自宅作業・フルリモート) |
| 案件数 | 常時 3〜5 社と並行稼働 |
| 1日のタスク数 | 10〜20件(Slack・Gmail・Google Calendar 合計) |
| 経験年数 | フリーランス歴 6年。元インハウスデザイナー |
07:30 起床。スマホでまず Slack の通知数を確認する。
「8件来てる…」とため息をつきながらコーヒーを淹れる。
08:00 作業開始。Gmail を開き、昨晩届いた案件メールを読む。
「明日の朝までに…」という依頼を見つけ、内心「また明日?」と思う。
Google Calendar で今日の会議を確認。午後に2件入っている。
09:00 Slack で複数クライアントから次々と連絡が入る。
A社:「修正お願いします」B社:「ちょっと確認いいですか」C社:「進捗どうですか」
全部に「確認します!」と返信。何から手をつければいいか分からなくなる。
10:00 TODO アプリを開いて今日やることをリストアップしようとする。
途中で「結局何が急ぎで何が後でいいのか」が分からなくなり、リスト作りを諦める。
「えい」とランダムに1つのタスクに取りかかる。
12:00 昼食。食べながら Slack を確認してしまう。
「休んでいていいのかな」という罪悪感が頭をよぎる。
13:00 午後の作業再開。集中しようとするが、新着 Slack の通知音が鳴るたびに気が散る。
「あのタスク、本当に今日中じゃないとダメだっけ?」と何度も考える。
14:00 会議1件。思ったより早く終わる。
「この30分で何かできたかも」と思いつつ、次の会議の資料を確認する。
15:30 会議2件目。終了後、「今日中に終わらせたいタスク」をどうするか悩む。
Slack を見返すと依頼者はオフラインになっていた。
「急ぎじゃなかったのかな? でも確認するのも悪いかな」と迷う。
17:00 本当にやるべきことだけに集中しようとする。でも「後でいい」かどうかの判断に毎回エネルギーを使う。
「誰か『これは今日中じゃなくていい』って言ってくれたらいいのに」と思う。
19:00 作業終了(の予定)。でも「あれ終わってない」が残ることが多い。
Slack に「明日対応します」と送るかどうか迷う。
22:00 寝る前にもう一度 Slack を確認してしまう。「やっぱり送っておけばよかった」という後悔と「でも今日はよく頑張った」という安堵が混在する。
| ツール | 利用頻度 | 用途 | ストレスポイント |
|---|---|---|---|
| Slack | 終日・常時 | 3〜5社クライアントと別チャンネルでやり取り | 複数チャンネルの通知が混在し、優先度が見えない |
| Gmail | 1日3〜4回確認 | フォーマルな依頼・契約・請求書 | 「お世話になっております」から始まる長文を読む気力が夕方には尽きる |
| Google Calendar | 朝と昼に確認 | 会議・締切・リマインダー管理 | 「今日会議あったっけ」という焦りが日常茶飯事 |
慢性的な状態:
- タスクに追われているという感覚が常にある(消えない)
- 「今サボっていいのか」を自分で判断するコストが高い
- 「後で大丈夫」という確信がないまま作業を後回しにしてしまう罪悪感
- 「急ぎ」と「急ぎじゃない」の境界線が曖昧なまま全部を「急ぎ」として処理してしまう疲弊感
ピーク時の感情:
- 複数の依頼が重なった瞬間:「どれを今やればいいか分からない」という軽いパニック
- 後回しにしたタスクが翌日大丈夫だったとき:「あ、やっぱりあれでよかったんだ」という安堵
- 依頼者からリマインドが来たとき:「やばい、本当に急いでたんだ」という後悔
根底にある本音:
「『今日はこれだけやれば逃げ切れる』って誰かに言ってほしい。でもその根拠もちゃんと欲しい。」
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「後でいい」の判断基準がない Slack のメッセージが「緊急」なのか「余裕あり」なのかを、文脈だけで判断するのが毎回しんどい。依頼者の温度感・リマインド状況・関連会議の有無などを横断的に確認する余裕がない。
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タスクが散在してまとめられない Slack・Gmail・Google Calendar にバラバラにタスクが存在し、一元管理できていない。TODO アプリに移し替える手間自体がすでに消耗する。
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「今やらなくていい」を信じられない 自分で「このタスクは今日じゃなくていい」と判断しても、それが本当に正しいか確信が持てない。根拠なしにサボると罪悪感が残る。
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複数クライアントの温度感を常に読まないといけない A社は気難しく、B社はゆったりしている。同じ「明日までに」でも緊急度が全然違う。この読み合いに毎日エネルギーを消費する。
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休む判断ができない 「今休んでいいのか」が分からないので、昼休みも夜も中途半端に Slack を確認してしまう。オンとオフが切り替えられない。
SABOROU が田中ユカに刺さる理由は、彼女が求めているのが「効率化」ではなく 「根拠付きの許可」 だからである。
- 「サボっていいよ」だけでは信じられない。でも 「Slack のリマインドが来ていないから、依頼者は別件で忙しく、関連会議も明日の午後だから、今日は構成だけでOK」 という根拠があれば信じられる。
- タスク管理アプリは「何をすべきか」を教えてくれるが、「何をしなくていいか」を教えてくれない。SABOROU は後者を担う。
- 「人をダメにする」という設計思想は、彼女の「判断疲れ」を AI に委ねることで成立する。それが心地よい。
「あ、これ私のためのサービスだ」と感じた瞬間に、彼女はサボることへの罪悪感を手放し始める。
「『このタスク、今日中じゃなくていいよ』って誰かに言ってほしかっただけなんだよね。それを、ちゃんと理由と一緒に。」 — 田中ユカ、仕事終わりの独り言
「Slack 見るたびに『やばいかな』って思うの、毎日あるんだよ。でもだいたい大丈夫なんだよね。その『だいたい』を先に教えてほしかった。」 — 田中ユカ、SABOROU を使い始めて3日後
注: セカンダリペルソナ(ハッカソン審査員・テッキーな早期採用者)は Q9=B の選択により本ファイルでは定義しない。デモシナリオにおける審査員の体験設計は demo-stories.md を参照。