本issueは、学習者用デジタル教科書について説明し,とくに縦書きのものの存在について触れます。日本語組版のアクセシビリティを WCAG JISでどのように扱うべきかといった規範的・設計上の議論は行いません。
日本の初等中等教育(小学校・中学校)では、「学習者用デジタル教科書」が実際の授業で使用されています。これらのデジタル教科書は、一般の Web ブラウザで公開・閲覧されるものではなく、専用のデジタル教科書ビューアを通じて提供されています。
文部科学省は、学習者用デジタル教科書を学校教育において使用される教材として位置づけ、全国の学校での提供を進めています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/digital/data_00007.html
確認できる事実
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日本の学習者用デジタル教科書は、専用ビューアを用いて提供・利用されている教材である
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これらの教材は、研究用途や実験的コンテンツではなく、学校教育の現場で日常的に使用されている
-
日本語を主対象とする教科(特に国語)では、縦書きの日本語テキストが実際に用いられている
学習者用デジタル教科書の制度的位置づけについては、文部科学省の説明資料でも確認できます((文部科学省「学習者用デジタル教科書とは」)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/gaiyou/04060901/1349317.htm
制約事項
日本の学習者用デジタル教科書については、教材データの ソース(内部構造やマークアップ) が外部に公開・提供されていません。その結果、第三者が実際の教材データを用いて、以下を詳細に検討・検証することは困難です。
そのため、縦書き日本語コンテンツに関する技術的検討も、実教材に基づく形では行いにくい状況にあります。
検定制度について
日本には、教科書に対する検定制度が存在します。文章だけが検定の対象なわけではなく、紙面の構成や可読性も審査対象です。例えば版面・フォント・行間・余白などは審査されます。
現時点では、学習者用デジタル教科書が検定の対象になっているわけではありません。しかし、デジタル教科書が教育における基盤的教材として今後さらに定着していく場合には、
といった点について、検定制度の枠組みの中で扱われることは、充分に想定し得ることです。そのなかでアクセシビリティ検証も扱われるようになっていくのかも知れません。
本issueは、学習者用デジタル教科書について説明し,とくに縦書きのものの存在について触れます。日本語組版のアクセシビリティを WCAG JISでどのように扱うべきかといった規範的・設計上の議論は行いません。
日本の初等中等教育(小学校・中学校)では、「学習者用デジタル教科書」が実際の授業で使用されています。これらのデジタル教科書は、一般の Web ブラウザで公開・閲覧されるものではなく、専用のデジタル教科書ビューアを通じて提供されています。
文部科学省は、学習者用デジタル教科書を学校教育において使用される教材として位置づけ、全国の学校での提供を進めています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/digital/data_00007.html
確認できる事実
日本の学習者用デジタル教科書は、専用ビューアを用いて提供・利用されている教材である
これらの教材は、研究用途や実験的コンテンツではなく、学校教育の現場で日常的に使用されている
日本語を主対象とする教科(特に国語)では、縦書きの日本語テキストが実際に用いられている
学習者用デジタル教科書の制度的位置づけについては、文部科学省の説明資料でも確認できます((文部科学省「学習者用デジタル教科書とは」)。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/gaiyou/04060901/1349317.htm
制約事項
日本の学習者用デジタル教科書については、教材データの ソース(内部構造やマークアップ) が外部に公開・提供されていません。その結果、第三者が実際の教材データを用いて、以下を詳細に検討・検証することは困難です。
そのため、縦書き日本語コンテンツに関する技術的検討も、実教材に基づく形では行いにくい状況にあります。
検定制度について
日本には、教科書に対する検定制度が存在します。文章だけが検定の対象なわけではなく、紙面の構成や可読性も審査対象です。例えば版面・フォント・行間・余白などは審査されます。
現時点では、学習者用デジタル教科書が検定の対象になっているわけではありません。しかし、デジタル教科書が教育における基盤的教材として今後さらに定着していく場合には、
といった点について、検定制度の枠組みの中で扱われることは、充分に想定し得ることです。そのなかでアクセシビリティ検証も扱われるようになっていくのかも知れません。