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影響度の高い不具合の一覧

Daijiro Fukuda edited this page Oct 17, 2025 · 9 revisions

Fluentd の不具合

fluent-package

fluent-package v5.0 以降に同梱されている Fluentd の不具合修正の一覧です。

Fluentdバージョン packageバージョン 内容
v1.19.0 v6.0.0 in_tail: from_encodingを設定せずにencodingを設定すると、データが壊れる可能性がある問題を修正 #5010
v1.19.0 v6.0.0 formatter_csv: in_execと組み合わせて使用するとメモリリークする問題を修正 #4864
v1.16.9 v5.0.7 Windows: 起動に失敗してもWindowsサービスが実行中の状態のままになり、起動失敗に気づきにくい問題を修正 #4909, #4954
v1.16.5 v5.0.3 チャンクサイズ制限を超える大きなデータを処理できず、ログ欠損が発生する問題を修正 #4447
v1.16.4 大きいデータを扱うときに、出力に失敗してログ欠損が発生する問題を修正 #4342
v1.16.3 v5.0.2 in_tail: データ収集がエラーなく止まり、ログ欠損が発生する問題を修正 #4327
v1.16.2 v5.0.1 logger: ignore_same_log_interval設定のメモリリークを修正 #4229
v1.16.2 v5.0.1 破損したMessagePack形式のデータを受信した場合に、次に受信するデータまで破損する問題を修正 #4178

td-agent

td-agent に同梱されている Fluentd の不具合修正の一覧です。

Fluentdバージョン packageバージョン 内容
v1.16.0 v4.5.0 out_secondary_file: マルチワーカーやマルチスレッドで動作させると、別々のファイルに書き込まれるべきログデータが混在してしまう問題を修正 #4080
v1.15.1 v4.4.2 out_file: マルチワーカーで append true を設定すると、本来別々のファイルに書き込まれるべきログデータが混在してしまう問題を修正 #3805
v1.14.4 v4.3.1 chunk_limit_size 未満のイベントでもBufferChunkOverflowErrorが発生する問題を修正 #3560
v1.14.3 v4.3.0 read_from_head false を設定すると、ファイルの先頭部分を収集できずログ欠損が発生する問題を修正 #3542
v1.14.2 parser_apache2 の ReDoS 脆弱性修正(悪意あるログでログ収集停止)
v1.14.1 in_tail: read_bytes_limit_per_second設定時にクラッシュする問題を修正 #3500
v1.13.2 v4.2.0 in_tail: read_bytes_limit_per_secondread_lines_limit を設定すると、ログローテーション時にログ欠損が発生する問題を修正 #3390
v1.13.1 out_forward: マルチスレッドで動作させると、受信側との接続に失敗する問題を修正 #3405, #3406
v1.12.4 in_tail: ログローテーションを正しく検出できずログ欠損が発生する問題を修正 #3393
v1.12.3 v4.1.1 in_tail: 高速でログローテートするファイルを読み込む時にクラッシュする問題を修正 #3328
v1.11.5 v3.8.1 Windowsサービスの停止に失敗しプロセスが残る問題を修正 #3156
v1.7.0 v3.5.0 圧縮データを解凍するときにログ欠損が生じることがある問題を修正 #2547
v1.1.2 v3.2.0 out_forward: <security> 設定がマルチスレッドで正しく動作しない問題を修正 #1893
v0.14.19 v3.1.0 output: flush_thread_count を設定すると、リトライ処理が正しく動作しない問題を修正 #1623
v0.12.40 v2.3.6 filter_parser: ダンプ時のエスケープ不備によるインジェクションのリスクを修正 #1733
v0.12.37 v2.3.6 in_tail: ログローテーションを正しく検出できずログ欠損が発生する問題を修正 #1598
v0.12.21 v2.3.4 in_tail: バッファーがオーバーフローするとログ欠損が発生する問題を修正 #810
v0.12.18 v2.3.1 memory buffer: flush_thread_count を設定すると正しく動作しない問題を修正 #710

td-agent の不具合

packageバージョン 内容
v4.5.3 Windows: 非ASCIIのレジストリキーが存在する場合にワーカープロセスの起動に失敗する問題を修正 #616
v4.3.1.1 Windows: OpenSSL を使用した通信でメモリリークが発生する問題を修正 #374

Fluentd 脆弱性対応

  • CVE-2017-10906
    • 概要: Fluentd 0.12.29 ~ 0.12.40 において、ターミナルのエスケープシーケンスを悪用された場合に任意コマンド実行や UI 変更を許す脆弱性(Escape Sequence Injection)。
    • 影響バージョン: < 0.12.41
    • 修正バージョン: >= 0.12.41
  • CVE-2021-41186
    • 概要: parser_apache2 プラグイン(Fluentd v0.14.14 ~ v1.14.1)における正規表現の過剰バックトラッキングによるサービス拒否(ReDoS)脆弱性。
    • 影響バージョン: >= 0.14.14, <= 1.14.1
    • 修正バージョン: 1.14.2 でパッチ適用
  • CVE-2022-39379
    • 概要: 非デフォルト設定(FLUENT_OJ_OPTION_MODE=object)下で、特製の JSON ペイロードにより任意コード実行が可能となる脆弱性。
    • 影響バージョン: >= 1.13.2 以降のうち < 1.15.3
    • 修正バージョン: 1.15.3 で対応

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