日本語の動詞(ます形、辞書形など)を入力すると、その動詞がI、II、IIIのどのグループに属するかを自動で分類し、主要な活用形を一覧表示するアプリケーションです。
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単純なロジックのみで動作しているため、全ての日本語動詞には対応できていません。
- 動詞グループの自動分類(I~III)
- 主要な6つの活用形(辞書形、ない形、ます形、ば形、意向形、て形)の一覧表示
- 漢字変換候補の提示(ひらがな入力時)
- 検索履歴のブラウザ保存機能および履歴からの再検索
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アプリをブラウザで立ち上げます。
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入力欄に分類したい動詞を入力します。(例:「書きます」「食べる」「勉強する」)
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Check!!ボタンをクリックするか、Enterキーを押します。 -
結果が表示されます。
入力例:「書きます」
結果: カードに「Iグループ(五段活用)」と表示され、「書く」を辞書形とした活用表が生成されます。
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画面下部の「History」に「書く」が追加され、クリックすると再度その内容を検索できます。
本アプリは、サーバーを必要とせず、すべてユーザーのブラウザ内で完結するよう設計されています。
- HTML
- CSS
- JavaScript
オープンソースの日本語形態素解析エンジン kuromoji.js を利用しています。ユーザーが入力した文字列を解析して、単語の品詞、辞書形、読みなどの情報を取得します。
kuromoji.jsから得られた辞書形を基に、以下のルールに従ってグループを判定します。
- 辞書形が「来る」または「~する」で終わるか判定し、IIIグループ(カ変・サ変) を識別します。
- 「帰る」「入る」など、形はIIグループに似ていてもIグループとして活用する例外動詞のリストに合致するか判定します。
- 語尾が「る」で終わり、その直前の文字の母音が「i」または「e」である動詞を IIグループ(上一段・下一段) と判定します。
- 上記のいずれにも当てはまらない動詞を Iグループ(五段活用) として分類します。
この機能は、以下の2段階のハイブリッド方式で実現しています。
- 内蔵辞書による高速予測
アプリ内部に保持している「自己学習辞書」を参照します。この辞書には、過去に解析が成功した動詞が蓄積されており、既知の単語に対して高速に候補を提示します。
- 外部APIによる候補補完
内蔵辞書にない未知の単語の場合、補助的にGoogleのAPIへ問い合わせ、より幅広い漢字候補を取得します。信頼性を担保するため、APIから得た候補は
kuromoji.jsで「動詞として妥当か」を検証した上で表示します。
ブラウザのWeb Storage APIの一部である localStorage を利用しています。解析が成功した動詞をユーザーのブラウザ内に保存することで、ページを再読み込みしても履歴が消えません。
- 各活用に対する例文表示
- より高精度な変換予測
- 英語、中国語など多言語学習者向けUIの整備
本アプリでは、以下のオープンソースソフトウェアを利用しています。
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kuromoji.js
Copyright (c) 2014-2017 Takuya Arita
Licensed under the MIT License -
IPADIC Dictionary Data
Copyright (c) 2000-2003 Nara Institute of Science and Technology
Licensed under the Revised BSD License
同梱している dict/ フォルダ内の辞書データは、kuromoji.js に付属する
IPADIC(奈良先端科学技術大学院大学)をもとにしています。