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jphacks/sp_2502

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パキッと クネクネタスク

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製品概要

「何もしたくない時間」にタスクを分割し、取り組むハードルを下げるサービス

背景(製品開発のきっかけ、課題等)

大学生、社会人、多くのタスクを抱えている人には、「何かをやりたい」「何かをしなくちゃいけない」のに「何もしたくない時間」がたくさんあります。布団やソファーでゴロゴロと転がってクネクネしながら、やるべきことから目を背けてしまう、そんな時間を私たちは「クネクネ時間」と呼んでいます。 やるべきことから目を背けてクネクネしてしまう様々な要因を分類した結果、やるべきタスクが大きすぎたり、複雑すぎたりして、タスクを始めるまでの心理的ハードルを、必要以上に高く感じてしまうことがあると考えました。この状態を解決するために、「クネクネ時間」をタスクを進める準備時間として使えるようにしたい。そのような思いから、簡単な操作でタスクのハードルを下げることの出来るアプリを開発しました。

製品説明(具体的な製品の説明)

「パキッと クネクネタスク」では、タスクはあるけど何もしたくない・何もする気が起きない「クネクネ時間」、そのクネクネ時間を使ってタスクを分割し、タスクを終わらせるハードルを極限まで下げることが出来ます。

スマートフォン

何もやる気が出ない「クネクネ時間」、タスクは溜まっていく一方です。そんな時、アプリを起動すると、スワイプのみの簡単操作でタスクを分割し、整理していくことが出来ます。 音声でタスク名を登録すると、画面上にタスクが表示されます。ユーザーは、「もうちょっと分割したい」・「これくらいなら出来るかも」のどちらかに振り分けます。分割したいタスクはAIが自動で分割するため、ユーザーは振り分けるだけであっという間にタスク分割が完了しています。

PC

「クネクネ時間」が終わり、さぁやるべきことをやろうと立ち上がりPCの前に座ると、「これくらいなら出来るかも」という簡単な「タスクのカケラ」のみが画面に並んでいます。タスクのカケラは全てが元の大きなタスクに繋がっています。極限まで小さくなったタスクのカケラを終わらせていくだけで、出来ないと思っていた大きなタスクも終わらせることができます。

特長

1. 特長 1 スマートフォンではスワイプのみの操作でサクサクタスク分割

「何もしたくない時間」では文字を打ち込むのも文章を読むのも億劫!AIが分割してくれたタスクを「もうちょっと分割したい」と「これくらいなら出来るかも」に振り分けていくだけで、ベッドや床の上でクネクネしていてもタスク分割が完了します。 タスク分割を行うと効率も上がりますが、従来のタスク分割では全ての要素を書き起こすのに時間がかかったり、細かなタスクを見逃したりしてしまいそれ自体が大きなタスクになります。簡単なスワイプ操作のみでのタスク分割は必ずユーザーの助けになります。

2. 特長 2 小さなタスクでいつの間にかタスク終了

「何もしたくない時間」が終わり、作業しようとしたとき、PCには極限まで小さくなった「タスクのカケラ」が並んでいます。「これくらいなら出来るかも」程度のタスクをこなしていくだけで、いつの間にか大きなタスクが終わっているはずです。

3. 特長 3 チョコレートをモチーフにしたデザイン

「分割」というキーワードから着想を得た「チョコレート」を押し出したデザイン。触れやすく、分かりやすく、しかしシンプル過ぎない可愛いデザインは、タスクの心理的なハードルを下げることに役立ちます。

解決出来ること

「何もしたくない時間」が長引き、大きなタスクは溜まり何も手につかない、そんな未来をハックし、最初の一歩を踏み出し溜まり続けるタスクを少しずつ解消することが出来ます。

今後の展望

ユーザー体験の向上のためweb上で表示される「タスクのカケラ」をタスクの重要度や期限の近さなどによる並び順を工夫します。 カレンダーと連携し、一日でどのくらいタスクを進められたのか記録することでより達成感を得ることが出来るようにします。 ユーザーの負担軽減のため、これまで登録されたタスクの内容から新しいタスクを予想し、自動で追加します。

さらに体験満足度の向上のためAIのモデルを向上させ、スマートフォンで表示されるタスク画像のクオリティアップやより精度の高いタスク分割を可能にすることを目指します。また、学校などからのメールを常時監視しレポートや小テストといったタスクを自動で追加することを目指します。

注力したこと(こだわり等)

1. UX

サービスを作るにあたって、使用中・使用後のどちらにも価値を生み出せることを目指しました。

使用中においてスマートフォンとWeb上のサービスを分けることでユーザー負荷の最小にしています。クネクネ時間では文字は打ちたくないし、あまり考えたくないです。そこで、スマートフォンには音声入力とスワイプ機能のみを持たせることでタスク分割に取り組むハードルを極限まで下げました。認知負荷の高い「タスクのカケラ」はWeb上で表示することによりタスク分割をするときとタスクを進めるときどちらとも負荷が少なくなるよう設計しました。これは従来のタスク分割よりも簡単かつ最も必要なときに使いやすい価値を提供できると考えています。

使用後においては、タスクを終えたという喜びを感じることが出来ます。 このプロダクトでは「自分ならできるかも」というタスクのみを選択することが出来るため、タスクをはじめるハードルを極限まで下げ、それを積み重ねることで大きなタスクがいつの間にか完成するという体験を提供できます。

これらの体験は、使用中のユーザーの「有意義に時間使えてるじゃん!」という喜びにも、使用後のユーザーの「自分思ったより出来るじゃん!」という未来の自信にも繋がります。

2. タスク分割 AI

分割したタスクの提案は全て AI が行っています。 この AI は与えられたタスクを全て 2 分割し、それを繰り返すことでタスクを細分化していきます。 例えば、「心理学レポート」というタスクであれば「準備」・「執筆」、「準備」を「参考文献探し」・「内容検討」、「参考文献探し」を「キーワード決め」・「先行研究確認」のようにどんどんと細かくしていきます。 その提案の中でユーザーは、「これなら自分でも出来るかも」というタスクを見つけ、選択することが出来るのです。

3. デザインモチーフ

このアプリのひとつのモチーフとして、「チョコレート」・「板チョコ」を選びました。 「分割」というキーワードから、ハサミ・ハンマー・泡など様々なモチーフを考えましたが、タスクを「パキッと」割るというイメージのしやすさや、親しみやすさ、意外性などから「チョコレート」を採用しています。

4. 認証技術

ユーザー認証には Auth0 を使用し、Google アカウント / Apple アカウントでの安全なログインを可能にしました。 iOSとWebの両方で同じ認証基盤を使用することで、ユーザーはどちらのプラットフォームでも同じアカウントでログインでき、シームレスな体験を提供します。

5. AIコーディングのためのガイドライン

web/.claude/hooks に品質チェック用のシェルスクリプトを作成し、 AI のトークン消費を抑えて、AIの編集後に自動で品質チェックを行うように工夫しました。 また、 web/.claude/commands や web/.claude/agents に AI が自律して usecase, frontend を作成できるコマンドやSubAgentを用意し、高速な開発を実現しました。 web, ios それぞれのディレクトリ上に CLAUDE.md を作成して適宜更新するとともに、プロジェクトルートにも CLAUDE.md を作成し、ディレクトリを横断したエラー修正や機能追加を行えるようにしました。

6. Chakra UI + React での UI 実装

2日間という短い期間で実装できるように、 CSS フレームワークである Chakra UI v3 を使用しました。

開発技術

活用した技術

API・データ

  • OpenAI API (GPT-4.1-mini)

フレームワーク・ライブラリ・モジュール

iOS

  • Swift 5.0
  • SwiftUI
  • Auth0 (iOS SDK)
  • Speech Framework

Web

  • Next.js 15 (App Router)
  • React 19
  • TypeScript 5.8
  • tRPC 11
  • Chakra UI v3
  • Auth0 (@auth0/nextjs-auth0 v4)
  • Drizzle ORM
  • SuperJSON

データベース

  • PostgreSQL

デバイス

  • iPhone
  • PC

独自技術

タスク分割 AI

ユーザーが分割したい大きいタスクを OpenAI の API を使用し、前半部分のタスクと後半部分のタスクの 2 つに分割する機能を実現しました。 また、ユーザーが分割したいタスクの他にそのタスクが所属するタスクグループを生成 AI に渡すことで、分割をより正確にし、タスクが重複しないように設計しました。 モデルは性能とコストの観点、またシステムプロンプトを遵守しやすい理由から ChatGPT4.1-mini を使用しています。 上記の 2 つのアプローチによりタスクが重複する可能性と無関係のタスクが作成されることを極限まで減らしています。

ハッカソンで開発した独自機能・技術

Releases

No releases published

Packages

No packages published

Contributors 7