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ReadingAgileSamuraiInFukuoka20130208
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今回も前回と同じく雪に見舞われた日でした。午前中に降った雪がうっすら雪が積ったりしましたが、夕方までには溶けて特に交通に支障をきたすようなことはありませんでした(写真は飯塚の様子ですが…)。
今回の参加者は主宰者も入れて7名で、1名はなんと長崎からの参加かつ女性!多様性が大事だということを実感できる日になりました。
- 日時: 2013/2/8(木) 19:30 - 21:30
- 場所: AIP Cafe (福岡県福岡市中央区大名1丁目14-28 第一松村ビル 302)
- 予習範囲: 第5章および第6章
- 参加者数: 7名
- 参加登録: facebook
- 使用スライド: scribd
インセプションデッキの後半(第5章)を、実際に作ってみるワークショップを行いました。 今回作成したのは、具現化させるための以下のものです。
- 解決案を描く
- 夜も眠れない問題
- 期間を見極める
- 何を諦めるのか
- 何がどれだけ必要か
ちょっと開催からまとめ作成まで間が空いてしまったので、ちょっと記憶があやふやな所もあります。ごめんなさい。
前回 行った事を、ざっくりふりかえりました。
リアリティが無いとなかなか作るのが難しいなあ、と感じるものもあった(ご近所さんとか、やらないことリストとか)など、前回の成果物を見ながらやり取りしました。
この後、3人✕2チームに分かれてワークショップを進めました。
集まった皆さんは、使ってる言語もバックグラウンドもバラバラ。普通の開発ではここまでバラバラのチームが招集されることはないような気もしますが、とにかくどういうアーキテクチャにするのか、紙に書きながら話してもらいました。
一応Webアプリケーション前提ということにはしていたのですが、いざアーキテクチャの話を始めると、どの言語を使うのか、DBはどうするのかと結構考えるべきことが多いと分かります。そして、部分的な議論が盛り上がり過ぎて、全体的には中途半端な解決策になっているように見受けられました。
そこで後半は、決めようとするのではなく解決策に集中してもらいました。つまり、どの言語を使うか議論ばかりで決められない場合は、「何を解決すれば決められるのか?」という問いを発してもらうという感じです。
解決策を決めてしまうことではなく、どこらへんに考え方のギャップがありそうかをみんなで共有することが、ここでの目的なんだと思います。 ちなみに、各チーム見事に重点の置き方が違っていて、p.75の「チームを選ぶことはアーキテクチャを選ぶこと」というコラムを彷彿とさせる結果でした。
夜も眠れない問題も、リアリティがないとちょっと出しにくいので、今回は Gamestorming という本に載っている「 Premortam (プロジェクトの墓)」というゲームで代用しました。
これは、プロジェクトの墓とそこに刻み込まれている略歴をイメージしながら、もしプロジェクトが頓挫したとしたら何が原因で、どんな悲運な死を遂げたのかということを考えていくゲームです。当初のゴールや計画と、それに対してどういうリスクが考えられるのかを、ただ普通に考えるよりも、想像を膨らませ易いですね。
「開発者が夜逃げ」とかちょっと笑えないものもあって、集まった人が今まで関わってきたプロジェクトが忍ばれますねw 深刻なのは、ゴールである「女性の参加率を上げる」ことを達成できないリスクなんだということは、やはりどちらのチームも共通してたかな。
p.81に「ここでは、チームは既にプロジェクトを見積もっていて、これからその結果を見せるところだとしよう」と書かれています。今の時点では見積はまだしていないので、ここでは、リリースに必要なタスクを洗い出すというワークをしてみました。
単にリリースとは言っても、コードを書く事以外にしておかなければならない事は、結構人によって認識がバラバラだったりします。なので、リリース日から遡るようにタスクを上げていきつつ、認識を共有することにしました。
ちょっと、アジャイル開発とは言いがたいタスクがある気もしますが、リリースを完了させるために意外と色々なタスクがあることは認識できたと思います。
時間がなくなってきちゃったので、「トレードオフ・スライダー」だけやってみました。
実際に、スライダーを使ってみた方から、「裏事情をあぶり出す効果があった」という話がでました。ディレクターにスライダーで優先度をつけてもらっていると、それまでのチームの認識に反して納期の優先度を上げらしいのです。そこでよく事情を聞いたところ、社長から納期優先でリリースすべしと指示されていたことが分かったとのこと。優先度ではなく、優先順位をつけることがそういう効果を生むんでしょうね。
これも、「期間を見極める」と同じで、見積もりがないと難しいなあということで、割愛。 時間がなかったのもありますが…。
最後はみなさんに、今日やった範囲である第5章を5分間だけざっと黙読してもらい、気になったことやこれは大事だなと思ったことを3つ付箋に書き出してもらって、それを共有しました。
やっぱりリアリティが無い中で「具現化させる」のは難しいですが、いざリアルになっちゃうと逆に言えないことも多いので、こういう場で本質を掴んでおくことが大事だと感じます。今回も、最後は駆け足になっちゃいましたが、やはり実際に手を動かしてみないと実感できないことは多いので、ワークショップ型で続けていきたいと思います。
最後に、参加していただいた女性から、女性のハートを掴むことを銘打っているこの仮想プロジェクトの、そもそものゴール設定が間違っているのでは?という意見をもらいました。でも、どういう内容だったかうろ覚え。確か、男性が盛り上がりたいだけじゃないの?それならそれで男性のための男性が盛り上がるサービスにした方がいいのでは?的な、発言だったように思います。どなたかフォローして下さい〜。
- 今回作ったインセプションデッキを次回プレゼンし、今回参加していなかった人に伝わるかどうか見てみたい
- おさらいという形で前回作ったものを見せましたが、「プレゼン」という感じではなかったです。
- 2つチームにそれぞれに、前回参加した方を最低一人は入れてフォローしてもらいました。
- 顧客役の人が参加できなかったので、ちょっと伝わりが中途半端な感じだったかもしれないです。
- 第5章に書かれている残りのインセプションデッキを作ってみたい
- これは達成!(作ってないのもありますが…)
- できれば複数チームでデッキを作って、その差異をみてみたい
- これも達成!やはりチームで視点に違いが出て、何が違うのかを考えることが学びにつながったと思います。
- インセプションデッキを現場でやる際の障害は何か、どうやったら使えるか対話してみたい
- 明確な場を設ける時間はなかったです。
- 全部やろうとすると難しいが、一部だけなら使える場面もあるので、状況を見てやってみるのはありかもというような話はしました。
- インセプションデッキを横目で見ながら、見積もりするようにしてみたい
- 第6章、第7章まで進めたい
- できれば複数チームで見積もって、その差異をみてみたい
- 期間や費用の見積もりも合わせてやってみたい